私たちいわきチョコレートは、平成18年4月に開業いたしました。
代々続くお菓子屋でもなければ、菓子企業の子会社でもありません。
塩チョコレートという、新しい驚きを新しいスタイルで届けようと言う仲間が集まり設立された会社です。
メンバーが十数年前にモンサンミシェルの近くで見つけたキャラメル入りのサーディン(いわし)の形をした塩チョコを食べたときの驚きを語ってくれました。
ぜひ見てみたいと早速、塩チョコをフランスから取り寄せて蓋をあけました。
取り寄せたチョコレートは円柱型のどこにでもあるような形で魚の形ではありませんでしたが、チョコレートの上にはブルターニュの海塩がのせられていて、食べてみるととろけるようなやわらかなキャラメルが入っていました。
これが、私たちの塩チョコのモデルとなるチョコレートとの出会いでした。
お菓子には長い間携わってきましたが、こんな不思議な驚きと感動は初めてでした。
私たちの感動をもっと多くの人に伝えたいと思いました、こんな驚きのあるお菓子を作って日本中のお菓子好きに感動を与えたいと。
だから、塩をチョコレートにのせるだけ、混ぜるだけ、そんなことは絶対にしない。
塩とキャラメルとチョコレートの3つの美味しさの最高のバランスを完成させるまでは絶対に販売をしない。そう決めました。
手間と時間のかかる容易でない塩チョコが2006年やっと完成しました。
その3年間の間に、塩スイーツなどという言葉が話題になってきて、正直、これは困ったと思いました。なにしろ、本当は日本初を目指していましたから。
今や塩チョコといえば塩スイーツの筆頭、というイメージです。
そのブームはありがたいけれど、私たちはブームにのって商品開発をしたのではない、という強い意地があります。
私たちの塩チョコは大量に機械で作れるものでもないし、常温で販売できるわけでもない。
お土産としての商品開発の手法としては、誰も選択しない方法です。
その上、私たちの塩チョコは、平均的な美味しさのお菓子ではありません。
しかし、文化が成熟するということは、選択肢が広がることではないでしょうか。
共感される方も、そうでない方も存在するお菓子だと覚悟の上で販売を開始しました。
おかげさまで、発売以来、たくさんのお客様にお買い求めいただいき、その共感の輪が広がりつつあることに大きな喜びと同時に大きな責任も感じております。
私たちはお客様の期待を裏切ることなく、そして、ミッションである「創風」の精神を商品に込めてお届することを約束いたします。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。